サッカービデオ判定とは?2つのメリットとデメリット
- 2017.07.03
- サッカー

こんにちは、昼食はお菓子でも大丈夫な男、づんづんです
今回は現在サッカー界を賑わしているビデオ判定の是非について考えていきたいと思います
ビデオ判定とは?
サッカー界におけるビデオ判定とは正確にはビデオアシスタントレフェリーと呼ばれるもので(ロシアコンフェデ杯の場合)試合が行われている際ピッチにいる4~6人の審判とは別に室内から複数の映像を同時に確認し主審の判断を補助する制度のことです
上記の画像の様に大体2~3人の審判員が待機しており話し合いながらプレーを確認し誤審があった場合には主審に連絡を入れるのです
ただこのビデオ判定員達は絶対的な権力を持っているわけではなくゴール、PK、レッドカードなどの直接試合を変えてしまうようなケースでしか発言権はありません
さらに主審に誤審だと連絡し一緒にそのプレー映像を見直した後でも主審が「NO!」と言ってしまえば判定は覆りません
ですので先ほども記述したようにあくまでも主審を補助する役割だという事ですね
ビデオ判定のメリットとデメリット
ビデオ判定のメリットデメリットは複数ありますがまずはメリットから考えていきましょう
ビデオ判定のメリット
僕はビデオ判定のメリットは2点あると考えています
プレーの公平性が保たれる点とケガ率の低下が予見できる点です
まずプレーの公平性についてですがこれはまあ一目瞭然でしょうね
科学が発展し複数の別の視点から高画質の映像を同時に視聴することができるようになったのですからビデオ判定を用いたうえでの誤審というのは考えにくいです
プレーしている側も見ている側も判定ミスによるフラストレーションはなくなることでしょう
そしてもう1つケガ率の低下についてですがこれは選手心理が関係してきます
プレーヤー側からすれば激しいタックルを行えばそれが審判に映像で見返されてPKやレッドカードを食らってしまう危険性があるわけです
そうなれば必然的にパワーチャージをする選手が減りそれにより接触プレーによるケガ率の低下も見込めるというわけです
ただこれに関しては観戦者側の「見せ物」としての面白さは減ってしまうかもしれません
中にはプロレスのようなガツンとぶつかるようなプレーを好む方もおられるので
ケガ率の低下はメリットデメリットが表裏一体のような関係かもしれません
ビデオ判定のデメリット
ビデオ判定のデメリットについても僕は2点あると考えています
プレーの流れが途切れてしまう点と見ている側のストレスです
まずプレーの流れが途切れることに関してですがサッカーは選手がハーフタイム以外は常に動き続けるうえ点数が1点ずつしか入らないというという極めて稀なスポーツです
そのため起死回生の大逆転なんてことも起こりにくいので試合全体の流れ、具体的に言うとどちらが優勢でいられ続けるかというのが非常に重要になってくるのです
それを踏まえてビデオ判定を考えてみるとかなりの確率で試合を止めてしまう場面が1試合に1回以上は出てくることになりますのでそれまで選手達が必死になって作り上げてきた「流れ」を一瞬でぶち壊されてしまうのです
こりゃー点が決まるのも時間の問題だなというような場面でもビデオ判定によって試合が止まると選手たちも冷静になって流れがイーブンになってしまうわけですね
まあそこからもう一回流れを作り出せないのが悪いと言ってしまえばそれまでなのですがプレーヤーからすれば「そりゃあないぜ」と言いたくなるような気分なんじゃないでしょうか
そしてもう1つの見ている観戦者側のストレスについてです
1度でもビデオ判定が適用されたシーンを見たことがある方ならわかると思いますがそういった場面では主審が選手達にだけ説明した後にそのひとつ前からプレーを再開させたりいきなりPKになったりするので正直観戦者側としては「え?どこでどうなったの?」となってしまうわけです
野球のビデオ判定では主審がベンチ裏からマイクを取り出して球場全体に説明しますしテニスのチャレンジ制度ではアウトかインかという判断だけなので非常にわかりやすいですよね
ただサッカーに関しては数多くのシチュエーションが考えられますし先述したように試合の流れを止めるのはあまり良くないので主審も急いでプレーを再開させようとします
そのため見ている側だけが置いてけぼりになってかなりストレスを感じるんですよね
まあ僕を含めたサッカー超大好き人間にとってはそんなことお構いなしにその試合を見続けますが”たまたまやってたから見た”ぐらいの人にとってはわけがわからなくてついていけなくなっちゃうと思います
もし現行の方法が来年のW杯まで続くのならば試合についていけなくなる人が増えて大いに盛り下がってしまうのではないでしょうか
ビデオ判定の目指すべき形は?
さていろいろ考えてきましたが僕、づんづんは賛成反対どちらなのかというとどっちつかずの状況です(笑)
あまりに試合が止まるのは反対なのですが過去に贔屓にチームが誤審で負けたりしたのも事実なので正直どっちとも言えないんですよねー(笑)
ただビデオ判定を取り入れるならばテニスや大リーグのように期限回数付きのチャレンジ制度にしたらいいんじゃないの?と思っています
ビデオ判定を取り入れるうえで試合を止めないなんてことは不可能に近いですからそこはもう割り切るしかないと思います
それを踏まえて期限回数付きのチャレンジ制度の使用権限を監督なんかに持たせてここぞ!という場面で使うというルールに変更すれば試合が止まる回数はコンフェデ杯を見ている限り今よりは減ると思いますし止まったとしても両チームに平等に与えられた権利ならば納得できるんじゃないでしょうか
僕はサッカーでもチャレンジ制度を適用した方が良いと思います
まとめ
もう来年に迫ったFIFAW杯
4年経つのは早いものですね(笑)
それまでにはすべての人が納得できるようなルールをFIFAに考えてもらいたいですね!
ではでは!
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[写真引用元]=Getty Images
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