トゥヘルがドルトムントを解任された2つの理由と時期監督先候補

こんにちは、目の下のクマが中々消えない男、づんづんです
今回はドルトムントの監督であるトーマステュヘル監督が先日解任された理由について解説していきます!
2年間のテュヘル体制に幕
トゥヘルは2015年7月にドルトムントで一時代を築いたクロップの後任としてドルトムントの監督に就任
それ以前は同じブンデスリーガ1部のマインツにて指揮を執っておりクラブ歴代最高順位を叩き出すなど実力を証明していました
そのためドルトムント側からもかなりの期待を受け監督となったわけですが1年の契約期間を残しての解任
しかもトゥヘル体勢で戦ったゲームの平均勝ち点は2.09で歴代監督の中でトップな上、今シーズンはドイツカップを制覇したのにもかかわらずです
本来なら契約延長の話が出てきてもおかしくない数字ですし少なくとも契約期間満了までは続投させるはずです
それなのになぜ解任されたのか?その理由を考えていきましょう
解任された理由
選手との信頼を築けなかった
ドルトムントの試合を見たことがある方ならプレー中にトゥヘルが選手に対して非常に細かく指示を送っている姿を見たことがあるはずです
それも頻繁に
これは前チームであるマインツ時代からそうなのですがトゥヘルは試合ごとに本当に細かく細かく戦術をチームに植え付けそれを試合中にも何度も何度も修正するように呼びかけるのです
マインツ時代に指導を受けていた日本代表の岡崎も「毎週違う練習をやっているんです。同じメニューだったことは一度もないんですよ」と語っています
まあそれが大事な試合、つまりチャンピオンズリーグや順位が隣り合わせのクラブとの直接対決などなら選手も受け入れるでしょうがそれが毎試合となってはどうでしょうか
見ている側としては毎節違う戦術をしてくるチームは面白くもあるのですがプレーしている選手からすれば勝つためとは言えいい迷惑でしょう
しかもそれでも結果が出ない試合もある
実際チーム内の選手から不満が漏れているという記事もたくさん出ており先日はキャプテンであるシュメルツァーが公の場で監督批判を行いました
このことからトゥヘルが求心力を失っていることは明らかです
仮にマンUのモウリーニョやアーセナルのヴェンゲル、元ドルトムントの監督で現在はリヴァプールで指揮を執っているクロップのような、選手との対話を比較的重視する監督なら度重なる戦術変更を行っても選手と対話を重ね深く理解しあうことで求心力が低下しないかもしれませんがトゥヘルはお世辞にもそういったタイプの監督には思えません
どちらかというとグアルディオラのような「サッカー戦術オタクだけどコミュニケーションは苦手」といったタイプの監督の様に思います(実際2人は親交が深いようですし)
戦術をたくさん変更するけどそれを深く説明してくれない、しかも言われたことをやっていてもグアルディオラのように結果がついてくるわけではない
そうなると選手たちが離れていってしまうのも仕方ないことなのでしょう
これが僕が考えるトゥヘルが解任された1つ目の理由です
クラブ側との対立
2つ目であり決定的な理由はクラブ陣営との意見の相違です
特にハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOとの対立ですね
両者は元々関係が良好とは言えなかったものの違約金を払ってまで契約解除するほどではありませんでした
ただその溝が埋まらなくなってしまったのが今年4月にドルトムントを襲った悲劇、バス爆発テロ後のコメントについてでした
ドルトムントの選手たちはバス被害を受けた翌日に延期試合の日程が組み込まれモナコとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ戦わなければならなくなり試合は2-3で敗戦しています(命の危険があった翌日にもかかわらず惜敗したとは言え、最後まで戦い抜いたドルトムントの選手たちは本当に立派だったと思います)
これについてトゥヘルは「我々は欧州サッカー連盟(UEFA)がこの決定をしたことについて”テキストメッセージ”で知った。UEFAの意思決定とはいえ、我々が直接関係することだ。我々はこの出来事を絶対に忘れないだろう。非常に気分が悪い」と痛烈に批判
しかしこれに対してヴァツケCEO「モナコが現地時間15日にディジョンFCOとの国内試合を控えているため、水曜日(現地時間12日)に試合を行う以外に選択肢がない」と真っ向から対立
ここからは完全に冷え切った関係となってしまったようで「残念ながら、信頼に基づく望ましい協力関係の基礎を現在のコーチング体制が今後提供してくれると、我々はもはや信じることができませんでした」と公式サイトでヴァツケCEOが解任理由について書き記しているようにクラブ陣営側からも信頼を失っていたようです
まあこの件に関しては選手を守るのも監督の役割なのだからいくらなんでもヴァツケCEO厳しすぎね?とも思うのですが、どこまで行っても監督だって雇われの身であり対立すればこういった結果が待っているという事なのでしょうか
これが僕の考えるトゥヘルが解任された2つ目の理由です
次の監督就任先は?
そんなトゥヘルの気になる時期就任先ですが僕はプレミアリーグが有力だと考えています
円満退任とは言えない監督を同リーグであるブンデスのチームが欲しがるとは思えませんし現在プレミアリーグはグアルディオラ、モウリーニョ、クロップ、コンテ、ポチェッティーノ、などなど多大なる放映権料に物を言わせて多くの優秀な戦術家の監督を招聘しています
そこにトゥヘルが入っていってもおかしくないんじゃないでしょうか
現在1部報道では吉田麻也が所属するサウサンプトンという話もありますが真相はまだまだ闇の中です
個人的にはプレミアの強豪クラブでもう1度トゥヘルのサッカーを見てみたいです!
まとめ
残念ながら解任されてしまったトゥヘルですが戦術家としての能力は世界屈指だと思うのでまたどこかのクラブで指揮を執り優勝させてドルトムント経営陣を見返してほしいですね!
ではでは!
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[写真引用元]=Getty Images
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すごくいい記事ですね!
自分もプレミア大好きなので、あの強力な監督陣の中にトゥヘルも加わってほしいです!
コメントありがとうございます!
戦術家の能力は高いのでその力を発揮してほしいですね!