歴史的快挙!CWC鹿島アントラーズ対レアルマドリードマッチレビュー!
- 2016.12.19
- サッカー
- レアルマドリード, 試合分析, クラブワールドカップ, 鹿島アントラーズ

こんにちは、づんづんです
皆さんご覧になりましたか!
昨日のクラブワールドカップ決勝!
日本勢初の決勝進出となった鹿島アントラーズ
ヨーロッパチャンピオンのレアルマドリードとの対戦
結果的には2‐4で負けてしまいましたが
激闘となった試合を振り返ります
気が緩んでいたレアルと日本魂を見せた鹿島
前半
試合は早々に動きました
前半9分、バスケスの右サイドからのクロスを植田がクリアーすると
セカンドボールをモドリッチが拾いそのままミドルシュート
GK曽ヶ端はナイスセーブを見せますが
こぼれ球をベンゼマが押し込みレアルが先制
植田がもう少ししっかりとクリアーしていれば防げたものかもしれませんが
レアルの力を考えると鹿島が失点するのは当然なので
妥当な得点ですね
その直後小笠原がフリーの状態でミドルシュートを放ちますが
惜しくもバーの上へ
続いて前半36分
左サイドでボールを受けたベンゼマが
バスケスとのコンビネーションを使い前を向くと
エリア内のロナウドへ
鹿島は2人で対応に行きますが
フリーのモドリッチへとボールが渡り
ゴール正面からミドルシュート!
しかしこれを曽ヶ端がしっかりとキャッチ
準決勝から曽ヶ端の活躍は目立っていましたね!
そして前半終了間際、試合が動きます
左サイドで土居がドリブルで2人をかわし
クロスを上げるとボールはエリア内の柴崎へ
トラップは大きくなりましたが
レアルのDFヴァランがクリアミスしたのを見逃さず
冷静にゴール右隅に流し込みました!
鹿島がレアルから得点を奪ったのです!
そしてこのまま前半終了
とんでもないことが起こる予感がしながら
ハーフタイムを迎えました
後半
ロッカールームから出てきたレアルの選手の顔は
心なしかこわばっており
試合開始前とは別人のようでした
おそらくジダン監督から激しい言葉が飛んだのでしょう
しかしジダン監督はもっと頭を悩ませることになります
後半6分柴崎がこぼれ球を高い位置で拾うと
DF3人に囲まれながら細かいタッチでかわし
コースが開いた瞬間左足を振りぬくとそのままゴールに突き刺さりました
ワールドクラスのゴールだったと思います
しかも相手はレアルマドリードですからね
鹿島が逆転でリードを奪うなんて誰も予想してなかったと思います
しかし鹿島のリードはわずか7分で終わりを迎えます
後半13分エリア内で山本がモドリッチを倒すと審判はPKを指示
ロナウドがゴール左に強烈なシュートを決め同点となります
鹿島が2点目を決めてからは
レアルの選手の動きの質もスピードも明らかに高くなっていたとはいえ
このPKは流れとしても時間としても非常に痛かったと思います
後半27分にはベンゼマのシュートを曽ヶ端がはじいたところを
ロナウドが押し込み1度はゴールラインを割りますがオフサイドの判定で
ゴールは取り消し
鹿島としては助かった形になりました
そこからもレアルの猛攻は続きます
後半35分にはベンゼマのスルーパスに抜け出したロナウドが
キーパーと1対1の状況を作り出しますが
ここは曽ヶ端が右足1本でセーブ
鹿島の守護神がまたもチームを救います
そして猛攻を耐え抜いた鹿島にもチャンスが訪れます
試合終了間際、クロスボールがゴール右の遠藤の前にこぼれ
右足でダイレクトシュートを放つものの
大きく枠から外れてしまいました
あそこで決めてたら遠藤は一躍ヒーローだったのになあ…
2‐2の同点で延長戦を迎えます
延長戦
90分戦い抜いた鹿島の選手たちの間には
まだいける!というムードはあったものの
疲労は隠し切れましんでした
そこから生まれる一瞬の隙を
欧州王者は見逃しませんでした
鹿島は前線の金崎への飛び出しに
ロングボールを蹴りこみますがこれがオフサイド
まだそろいきっていない鹿島DF陣に対して
レアルは早いリスタートを行い
バイタルエリアのベンゼマにパスを通すと
少ないタッチで前を向きDFラインの裏に抜けたロナウドへ
今度は1対1を冷静に決めレアルが勝ち越しに成功します
鹿島もFKから鈴木のヘッドがバーをたたくなど
惜しいシーンもありましたが
決めきることはできず
ここで追いついていたら違う展開になっていたかもしれませんが…
そして延長後半13分鹿島はとどめを刺されます
右サイドを駆け上がったカルバハルのクロスを1度はクリアーしましたが
こぼれ球をクロースが拾いシュート気味のボールを放つと
ロナウドがうまく足元に収め
フリーの状態でシュート
ボールはゴール左上に突き刺さり
ハットトリックを達成
90分の間はそんなに調子良くなかったのに
延長になってハットトリックとはもう
持っているとしか言いようがないですね
そこからはリスクを冒さない
レアルの守備を崩せず
試合はそのまま2‐4で終了
レアルマドリードが2度目のクラブワールドカップ制覇を達成しました
輝きを見せた選手とチキン審判
柴崎岳
何といってもこの試合のキーマンは2得点を挙げたこの選手でしょう!
レアルを焦らせた2点目のミドルは素晴らしかったですね!
ハリルよ、なぜ代表に呼ばないんだ
今の代表にはゲームメイクタイプのボランチがいないので
ぴったりだと思います
何よりアジアで苦戦している日本代表ですからね
欧州王者相手に得点を挙げた選手を呼ばないのはおかしいでしょ
3月の招集を期待しています
昌子源
柴崎以上に代表に呼んでほしくなったこの選手
1対1の強さをいかんなく発揮し
チームを支えていましたね
空中戦でもロナウドに競り勝つなど存在感がありました
正直プレミアの中位くらいなら通用するんじゃないかと思いました
海外に進出していいるセンターバックの選手は少ないので
早く挑戦してほしいと思います
イエローを出さなかった審判
この試合の勝敗を左右したのはアンパイアといっても過言ではありません
後半44分のこのシーン
鹿島が自陣でボールを奪うと柴崎から金崎へとボールをつなぎ
ターンしてかわそうとしたところをセルヒオラモスが倒しました
そして審判は1度はイエローを取り出そうとポケットに手をかけたものの
2枚目だったことを思い出したかのようにカードの提出を取りやめました
この時点でのスコアは2‐2
レアルがキャプテンを失い数的不利になっていれば
結果が変わっていたことは明白です
この舞台でレアルにレッドカードが出せない
審判の気持ちもわからなくはないですが
それならばあんな紛らわしい行為はしてほしくなかったですね
まとめ
試合前には
どーせぼこぼこにされるか早めにレアルが点とって
そのあと手を抜く塩試合になるに決まってる
とか思っていたことをお許しください
まさかJリーグのクラブが欧州王者にあんなにいい試合をするとは!
来年のJリーグがすごく楽しみになりました!
この試合の平均視聴率は26.8%を記録したそうですが
この調子でJリーグもどんどん盛り上がってほしいですね!
ではでは
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[写真引用元]=Getty Images
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